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飛行機での旅行や出張が増える中、空港での待ち時間を快適に過ごすために「空港ラウンジ」を活用する人が増えています。静かな環境、無料のドリンクや軽食、Wi-Fiなどのサービスが提供されるラウンジは、出発前のひとときを充実させてくれる存在です。多くのラウンジでは「ゴールドカード」の提示により無料で利用できるケースがあるため、カードを上手に活用したいと考える方も多いでしょう。
ただし、ゴールドカードのラウンジ特典は、基本的にカード会員本人のみが無料対象であり、家族や同行者は原則として「同伴者扱い=有料」となるのが現実です。では本当に、ゴールドカードで空港ラウンジに同伴者も無料で入れる方法は存在するのでしょうか?――結論から言えば、一部のゴールドカードや上位カードには、同伴者が無料で利用できる特典があるのです。
たとえば、特定のカードでは「家族カードを発行すれば、実質的に同伴者も無料で利用可能」といった仕組みが用意されています。また、プラチナカードなど上位グレードのカードには、空港ラウンジでの同伴者無料特典が正式に付帯しているものもあります。これらの違いを理解していないと、「せっかくゴールドカードを持っているのに家族は入れなかった」といった事態になりかねません。
本記事では、ゴールドカードのラウンジ特典で同伴者が無料になる仕組みをわかりやすく解説し、2025年時点で同伴者無料が可能なカードや、現実的な活用法を徹底比較します。特に、「どのカードなら家族や子供と一緒に空港ラウンジを使えるのか」を明確にし、読者が自分に合った1枚を見つけられるよう構成しています。
空港ラウンジを同伴者と無料で利用したい方にとって、知っておくべきカードの条件・使い方・注意点をまとめた本ガイド。ぜひ最後まで読み進めて、自分にとって最適な一枚を見つけてください。
この記事でわかること
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同伴者が無料で利用できる対象のゴールドカード一覧
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家族カードを使った実質無料の利用方法
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プライオリティ・パス利用時の同伴者料金と条件
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子供の同伴に関する年齢制限とラウンジ別対応
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空港別に使えるラウンジと対応カードの整理
ゴールドカードで空港ラウンジを同伴者と無料で使うには?条件と対応カードを解説

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- ゴールドカードで空港ラウンジを同伴者と無料で使うには?条件と対応カードを解説
- はじめに|「ゴールドカードで同伴者も無料」は本当に可能?
- ゴールドカードのラウンジ特典の基礎知識
- 空港ラウンジを同伴者と無料で利用できるゴールドカード一覧【2025年版】
- ラウンジ特典付きクレジットカード比較表
- ゴールドカード特典で同伴者も空港ラウンジを無料にする方法と注意点
- 子供の同伴は無料?年齢制限と注意点
- 主要空港ごとのラウンジとカード対応【2025年版】
- ゴールドカードと空港ラウンジの同伴者に関するよくある質問
はじめに|「ゴールドカードで同伴者も無料」は本当に可能?
まず押さえておきたいのは、ゴールドカードに付帯するラウンジ特典は「カード会員本人のみ無料」が基本であるという点です。空港のカードラウンジやプライオリティ・パス対応ラウンジにおいても、同伴者は「有料」となっている場合が多く、カード会社が公式に「同伴者も無料」としているケースは一部に限られています。
「家族で旅行するから、ゴールドカードを持っていれば全員ラウンジに入れるはず」と考えるのは、実は大きな誤解です。同伴者を無料にするためには、特定の条件を満たす必要があります。たとえば、家族カードを発行しておけば、家族も「本人」として入場できるケースがあり、これが最も現実的かつ費用対効果の高い方法です。
また、ゴールドカードよりも上位のプラチナカードなどでは、空港ラウンジでの同伴者無料特典が正式に用意されていることもあり、こうしたカードを選択肢に含めることで、より柔軟な利用が可能になります。
ゴールドカードのラウンジ特典の基礎知識
ゴールドカードの魅力の一つに「空港ラウンジの無料利用特典」がありますが、その内容や条件はカード会社やラウンジの種類によって大きく異なります。「ゴールドカードを持っていればどこでもラウンジが使える」という認識は誤りであり、事前に仕組みを理解しておくことが重要です。
以下では、ラウンジの種類と、よくある「本人無料・同伴者有料」の仕組み、そして同伴者を無料にできる代表的な方法について詳しく解説します。
ラウンジの種類(カードラウンジ/プライオリティ・パス/航空会社ラウンジ)
空港ラウンジには主に以下の3種類が存在し、どのラウンジにアクセスできるかは保有カードの種類によって異なります。
| ラウンジの種類 | 特徴 | 対応カードの例 |
|---|---|---|
| カードラウンジ(空港ラウンジ) | 国内主要空港に設置。軽食やドリンクが無料。多くのゴールドカードで利用可能。 | JCBゴールド、三井住友ゴールドNLなど |
| プライオリティ・パス対応ラウンジ | 世界中の空港で利用可能。航空会社ラウンジに匹敵するサービスを提供。 | 楽天プレミアムカード、セゾンプラチナ・ビジネスアメックスなど |
| 航空会社運営ラウンジ | 航空会社が提供。上級会員やビジネスクラス搭乗者が主な対象。 | ANAスイートラウンジ、JALサクララウンジなど(ゴールドカードでは基本利用不可) |
特に「カードラウンジ」は、国内でのラウンジ利用において最も一般的であり、多くのゴールドカードで本人は無料、同伴者は1,000円前後の有料というケースが多く見られます。
本人無料・同伴者有料の実態
ほとんどのゴールドカードでは、ラウンジの利用対象が「カード会員本人」に限定されています。つまり、家族や友人を同伴させる場合、その人には利用料金が発生するのが一般的です。
たとえば、JCBゴールドや三井住友ゴールドカードNLでは、本人は全国の空港ラウンジを無料で利用できますが、同伴者は1名あたり1,100円(税込)前後の料金が発生します。
このように「本人無料・同伴者有料」という条件は、多くのカードに共通するルールであり、特典の中でも誤解が多いポイントです。
同伴者が無料になる仕組み(家族カード/プラチナ特典)
では、どのような仕組みを使えば同伴者も無料でラウンジを利用できるのでしょうか?その主な手段は以下の2つです。
家族カードを活用する
家族カードを発行すれば、ラウンジ利用時に家族カード保持者も「カード会員本人」として扱われるため、無料でラウンジを利用できるケースが多くなります。
たとえば、三井住友ゴールドNLやアメックス・ゴールドでは、家族カードを持っている配偶者や子供も本人と同じ特典が受けられるため、実質的に「同伴者無料」に近い形で利用が可能になります。
上位カード(プラチナ以上)の特典
アメックス・プラチナや三井住友プラチナなど、上位クラスのカードでは「同伴者1名無料」などの特典が明記されている場合があります。このようなカードは年会費が高額になる傾向がありますが、頻繁に空港ラウンジを利用する方には非常に実用的です。
空港ラウンジを同伴者と無料で利用できるゴールドカード一覧【2025年版】

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ここからは、2025年8月時点で「空港ラウンジを同伴者と無料で利用できる可能性がある」ゴールドカードや上位カードを紹介します。
ゴールドカードでは同伴者が無料になるケースは限られますが、家族カードやプラチナ相当の特典を活用することで、実質的な無料利用が可能になる例も存在します。
以下では、それぞれのカードについて「年会費」「ラウンジ特典」「同伴者対応」「家族カードの有無と条件」などを整理して解説し、比較表でまとめています。
三井住友カード プラチナ(Visa/Mastercard)

引用元:三井住友カード
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年会費:55,000円(税込)
本会員年会費は55,000円(税込)。家族カードは年会費無料。 -
ラウンジ特典:国内主要28空港+ハワイ・ホノルルのカードラウンジが利用可能
プライオリティ・パスは付帯なし。 -
同伴者対応:本会員・家族会員ともに同伴者1名まで無料
それぞれのカードに対して同伴者1名まで無料利用可能。 -
家族カード:無料(同伴者無料特典も付帯)
補足ポイント
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プライオリティ・パスは付帯しない。
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ANA/JALなど航空会社運営ラウンジは対象外。
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家族カードも同伴者1名まで無料のため、最大4名まで無料利用が可能。
アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード
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年会費:39,600円(税込)
家族カードは1枚目・2枚目まで無料、3枚目以降は19,800円(税込)。 -
ラウンジ特典:国内14空港(15ラウンジ)+ハワイ・ホノルル空港の対象ラウンジ
2025年6月1日以降、対象が限定される。 -
同伴者対応:本会員・家族会員ともに同伴者1名まで無料
2名以上はラウンジ規定により有料。 -
家族カード:2枚まで無料(3枚目以降は有料)
補足ポイント
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プライオリティ・パスのスタンダード会員資格が付帯(本会員+家族カード2枚まで)。
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プライオリティ・パス利用は年2回まで無料、それ以上は有料。
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対象はアメックス指定のカードラウンジのみで、航空会社運営ラウンジは対象外。
JCBゴールド

引用元:JCBゴールド
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年会費:11,000円(税込)
家族カードは1枚目無料、2枚目以降は1,100円(税込)。 -
ラウンジ特典:国内主要空港(およびハワイ・ホノルル)のカードラウンジを本人無料で利用可能。
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同伴者対応:有料(1名1,100円前後)
家族カード会員は本人扱いとなり無料で利用可能。 -
家族カード:1枚目無料(2枚目以降は有料)
補足ポイント
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家族カードを利用することで同伴者の無料化が可能。
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利用可能空港ラウンジは国内主要空港とホノルルのみ。
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プライオリティ・パスは付帯なし。
ANAアメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード
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年会費:34,100円(税込)
本会員の年会費は34,100円(税込)。家族カードは1枚目無料、2枚目以降は13,200円(税込)。※旧情報では17,050円と表記される場合もあり、最新は13,200円(税込)。 -
ラウンジ特典:国内28空港のカードラウンジ+ANAラウンジ(一部条件下)
国内主要28空港と海外(ホノルル)のカードラウンジを利用可能。
ANAラウンジ利用は可能な場合があるが、ANA上級会員やプレミアム利用者向けが基本で、カード単体では条件なく利用不可。 -
同伴者対応:本会員・家族会員ともに同伴者1名まで無料
「原則有料」というより、同伴者1名まで無料が基本。2名以上はラウンジ規定により有料。 -
家族カード:1枚目無料、2枚目以降 13,200円(税込)
家族カード会員にも本会員同様のラウンジ特典が付帯。
補足ポイント
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家族カード会員も同伴者1名まで無料のため、家族カードを活用すれば最大4名まで無料利用が可能。
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ANAラウンジ利用はカード特典ではなく、ANA上級ステータスや搭乗クラスによる条件が優先される。
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利用可能ラウンジや同伴者条件は空港ごとに異なる場合があるため、事前確認が必要。
三井住友カード ゴールド(NL)

引用元:三井住友カード
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年会費:5,500円(税込)
本会員は通常5,500円(税込)ですが、年間100万円以上の利用で翌年以降永年無料になります。 -
ラウンジ特典:国内主要空港およびハワイのカードラウンジを本人が無料で利用可能
海外(ホノルル)含む国内主要空港約34か所が対象。 -
同伴者対応:同伴者は有料
本会員の同伴者は原則有料(1名あたり約1,100~1,600円程度)、家族カード会員は本人扱いで無料利用できます 。 -
家族カード:無料(枚数制限なし)
家族カードも年会費無料で、家族会員もラウンジ特典を利用可能。
補足ポイント
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年間100万円の利用で年会費が翌年以降永年無料になるため、実質無料でゴールド特典が利用可能です。
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同伴者は有料ですが、家族カード発行によって家族を「本人扱い」にすれば無料利用が可能で、事実上の同伴者無料化が狙えます。
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プライオリティ・パスは付帯しておらず、対象はあくまでカード会社指定のラウンジのみです。
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年会費無料が維持できるのは利用条件を継続した場合に限るため、年間利用額の管理が必要になります。
ダイナースクラブカード

引用元:ダイナースクラブカード
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年会費:24,200円(税込)
本会員24,200円(税込)、家族カードは5,500円(税込)です。 -
ラウンジ特典:国内外1,300か所以上の空港ラウンジが無料で利用可能(Priority Pass提携含む)
本会員は国内主要空港と海外を含む広範囲のラウンジ利用権があります。 -
同伴者対応:国内ラウンジは同伴者1名まで無料(クーポン利用が前提)、海外は条件付き無料 or 有料
同伴者利用にはクーポン交換が必要な国内ラウンジもあります。海外ラウンジ利用は、年間10回まで同伴者無料が可能ですが、それ以上は3,500円/回など利用制限があります。 -
家族カード:年会費5,500円(税込)/枚
家族会員も本会員と同様にラウンジ利用権があります。ただし、同伴者とはみなされず、別の家族カードが必要です。
補足ポイント
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国内ラウンジ同伴者無料は、カードポイント交換による「国内ラウンジ同伴者無料クーポン」使用が条件のケースあり。すべてのラウンジでクーポン対応しているわけではないので注意が必要です
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海外ラウンジは本会員・家族カード会員それぞれ年間10回まで無料、11回目以降は1回3,500円(税込)が発生します。プレミアムカードやANAダイナースなど一部カードは回数制限対象外です。
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カードにはPriority Pass提携があり、登録するとPriority Pass加盟ラウンジにもアクセス可能。世界1,300‑1,500か所以上が対象です。
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「国内利用に限り同伴者無料が明記されている数少ないカード」という点については正確ではなく、むしろクーポン利用前提かつラウンジ施設によって条件差があるため明記とは言い難く、「実質同伴者無料化の方法がある」と表現するのが適切です。
楽天プレミアムカード

引用元:楽天プレミアムカード
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年会費:11,000円(税込)
本会員の年会費は11,000円(税込)。家族カードは550円(税込)/枚で2枚まで発行可。 -
ラウンジ特典:プライオリティ・パス(Prestige会員相当)が付帯
年間5回まで無料で世界1,300か所以上のラウンジが利用可能(6回目以降は1回あたりUS 35ドル、約3,300円相当) -
同伴者対応:有料(1名あたり約US 35ドル → 約3,300円)
同伴者は本会員1名につき1回あたりUS 35ドル(税込相当)が後日請求されます。家族会員でも同様。 -
家族カード:550円(税込)/枚(2枚まで無料発行可)
家族カード会員自身は国内カードラウンジを無料で利用可能ですが、プライオリティ・パスは本会員のみが申込対象。
補足ポイント
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本会員は年間5回まで海外ラウンジが無料、6回目以降は1回約US 35ドル(約3,300円)。同伴者も同額が必要。
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国内空港ラウンジ利用は国内カードラウンジ(提携ラウンジ)に限り、カード+搭乗券提示で本人無料利用可能。同伴者は同額負担対象。
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プライオリティ・パス会員資格は本会員のみ適用。家族カード会員は対象外で、それぞれ同伴者料金が適用されます。
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本人が多頻度で海外ラウンジを利用する場合、年5回以内ならコスパ良好ですが、それ以上は1回ごとに有料となる点に注意が必要です。
セゾンプラチナ・ビジネス・アメックス
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年会費
初年度は無料、2年目以降は33,000円(税込)です。追加カード(家族カード)は1枚につき3,300円(税込)で、最大9枚まで発行可能です。 -
ラウンジ特典
プライオリティ・パス(Prestige会員相当)が本会員に無料付帯。世界1,300以上の国内外の空港ラウンジが利用できます。 -
同伴者対応
プライオリティ・パス対象ラウンジでは、同伴者1名につき通常US 35ドル相当のところ、4,400円(税込)で利用可能です。家族カード会員には別のパス付帯はなく、同様に同伴者料金が発生します。 -
家族カード
追加カードは3,300円/枚で最大9枚まで発行可能。本会員と同様に、カードラウンジ利用やプライオリティ・パス利用は可能ですが、プライオリティ・パス自体は本会員のみ登録可です。
補足ポイント
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初年度無料で、2年目以降は法人経費として経費処理が可能です。経営者や個人事業主に人気があります。
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プライオリティ・パスは年会費相当(約US 469ドル/プレステージ)ですが、このカードでは追加費用なしで利用可能。利用回数の制限なし。
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プライオリティ・パスの同伴者料金が4,400円(税込)と円建てで優遇されており、特典として高評価。
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プライオリティ・パスはデジタル会員証に非対応のため、カードの持参が必須。
空港ラウンジ特典付きクレジットカード比較表
| カード名 | 年会費 | ラウンジ特典 | 同伴者対応 | 家族カード | 補足ポイント |
|---|---|---|---|---|---|
| 三井住友カード プラチナ(Visa/Mastercard) | 55,000円(税込) | 国内主要28空港+ハワイ・ホノルル | 本会員・家族会員とも同伴者1名無料 | 無料(同伴者無料特典も付帯) | プライオリティ・パスなし、航空会社運営ラウンジ対象外、最大4名まで無料利用可 |
| アメリカン・エキスプレス・ゴールド(改訂版) | 39,600円(税込) | 国内14空港(15ラウンジ)+ハワイ・ホノルル | 本会員・家族会員とも同伴者1名無料 | 2枚まで無料(3枚目以降19,800円) | プライオリティ・パス年2回まで無料、対象はアメックス指定ラウンジのみ |
| JCBゴールド | 11,000円(税込) | 国内主要空港+ハワイ・ホノルル | 有料(1名約1,100円) | 1枚目無料(2枚目以降1,100円) | 家族カードで同伴者無料化可能、プライオリティ・パスなし |
| ANAアメリカン・エキスプレス・ゴールド | 34,100円(税込) | 国内28空港+ANAラウンジ(条件付き) | 本会員・家族会員とも同伴者1名無料 | 1枚目無料(2枚目以降13,200円) | 最大4名まで無料利用可能、ANAラウンジはステータスや搭乗クラスで利用可 |
| 三井住友カード ゴールドNL | 5,500円(税込)※年100万円利用で翌年以降永年無料 | 国内主要空港+ハワイ・ホノルル | 有料 | 無料 | 家族カードで実質同伴者無料化可能、プライオリティ・パスなし |
| ダイナースクラブカード | 24,200円(税込) | 国内外1,300か所以上(Priority Pass提携含む) | 国内は同伴者1名無料(クーポン利用)、海外は年間10回まで無料 | 5,500円(税込) | 国内同伴者無料は条件付き、海外は11回目以降有料、Priority Pass提携あり |
| 楽天プレミアムカード | 11,000円(税込) | プライオリティ・パス(Prestige会員)付帯 | 有料(1名約3,300円) | 550円(税込)/枚(2枚まで) | 海外ラウンジ年5回まで無料、国内カードラウンジは本人無料、家族カードはPP対象外 |
| セゾンプラチナ・ビジネス・アメックス | 33,000円(税込)※初年度無料 | プライオリティ・パス(Prestige会員)付帯 | 有料(1名4,400円) | 3,300円(税込)/枚(最大9枚) | 法人経費処理可、PPは本会員のみ登録可、利用回数制限なし |
このように、「同伴者無料」が明記されているカードは非常に限られており、実質的に無料化するには家族カードや上位カードの活用が不可欠です。
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ゴールドカード特典で同伴者も空港ラウンジを無料にする方法と注意点

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「ゴールドカードで空港ラウンジを同伴者も無料で利用したい」――多くのゴールドカードユーザーが気になるポイントですが、同伴者無料は原則として例外的な特典です。
ここでは2025年現在、現実的に同伴者無料を実現する4つの方法を解説します。カードのグレードや家族カードの活用、期間限定キャンペーンなどを組み合わせれば、実質無料化も可能です。
家族カード活用(最も現実的な方法)
多くのゴールドカードでは、家族カード会員にも本会員と同等のラウンジ特典が付帯します。
同伴者を家族カード会員として登録すれば、その人は「本人扱い」で無料利用可能になり、結果的に2名分が無料になります。
主なポイント
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家族カードは年会費無料〜数千円程度で発行可能
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家族カード会員は「同伴者」ではなく「本人」として利用できる
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実質的に「2名で無料利用」が可能
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三井住友カード、JCB、アメックスなど多くのゴールドカードで対応
例:アメリカン・エキスプレス・ゴールドでは、本会員+家族カード会員それぞれに「同伴者1名無料」が適用されるため、最大4名まで無料利用できる場合もあります(※空港ラウンジごとの規定に準ずる)。
プライオリティ・パス(同伴者は基本有料)
プライオリティ・パスは、世界1,300以上の空港ラウンジを利用できる人気サービスで、楽天プレミアムカードやセゾンプラチナ・ビジネス・アメックスなどに付帯します。
ただし、同伴者は原則有料(1名あたり35米ドル前後)で、ゴールドカードレベルでは無料にならないのが一般的です。
特徴
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本人は無料(カード特典)でも同伴者は毎回有料
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無料化するには「本人+同伴者無料」が付帯するプラチナ以上のカードが必要
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海外旅行時の利便性は非常に高い
裏技例:三井住友カード プラチナでは「本人+同伴者1名無料」のプライオリティ・パスが付帯。
上位カード(プラチナ)で同伴者無料を狙う
同伴者無料を公式に明記しているカードは、ゴールドよりもプラチナクラス以上が多いのが現状です。
例(2025年時点)
| カード名 | 同伴者対応 | 年会費 | 備考 |
|---|---|---|---|
| アメックス・ゴールド | 同伴1名無料 | 39,600円 | 国内14空港限定(2025年6月〜) |
| ANAアメックス・ゴールド | 同伴1名無料 | 34,100円 | 家族カードも同等特典あり |
| 三井住友カード プラチナ | 同伴1名無料(PP含む) | 55,000円 | 国内外ラウンジ対象 |
特徴
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年会費は高いが「同伴1名無料」が明記されているため安心
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出張や旅行が多い人にはコストパフォーマンスが高い
キャンペーンや期間限定特典を利用する
一部のカードでは、入会や期間限定で同伴者無料キャンペーンを実施しています。
活用例
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新規入会後●カ月間限定で同伴者無料
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家族カード追加発行で同伴者無料キャンペーン対象
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プライオリティ・パス同伴者1回無料券プレゼント
これらは常設ではなく、公式サイトやDM限定で告知される場合が多いため、キャンペーン情報を見逃さないことが重要です。
「ゴールドカードで空港ラウンジを同伴者も無料にする」ためには、家族カード活用が最も現実的です。
プラチナクラス以上なら明記された同伴者無料特典が付くケースが多く、キャンペーン活用やカードの使い分けでさらにお得になります。
子供の同伴は無料?年齢制限と注意点

空港ラウンジを利用する際、「小さな子供は同伴者としてカウントされるのか?」「無料で入れるのか?」という疑問を持つ方は少なくありません。実はこの点、ラウンジの運営会社・空港・カード会社によって微妙に異なるため、正確な理解が欠かせません。
ここでは、2025年時点の一般的な対応基準と、主要空港ごとの傾向を紹介します。
※一部ラウンジでは3歳でも料金が発生するケースあり。
つまり、空港ラウンジで子供を無料で同伴できるかどうかは、年齢が「3歳以下」であるかどうかが一つの大きな判断基準となります。
空港ラウンジ|子供同伴の年齢制限と料金ルール【2025年版】
空港ラウンジを利用する際、子供が同伴者としてカウントされるのか、無料で入れるのかはラウンジごとに異なります。
以下は2025年8月時点の、国内主要空港におけるカードラウンジの年齢制限と料金のまとめです。
子供同伴ルール比較表(2025年8月時点)
| 空港・ラウンジ名 | 無料対象年齢 | 有料対象年齢と料金 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 羽田空港(T1/T2 POWER LOUNGE) | 0〜3歳無料 | 4〜12歳:660円(税込)、13歳以上:1,320円(税込) | ベビーカー入室可。混雑時は入場制限あり |
| 羽田空港(T3 SKY LOUNGE) | 0〜3歳無料 | 4歳以上:1,030円(税込) | 国際線ターミナル。軽食提供あり |
| 成田空港(IASSラウンジ) | 0〜3歳無料 | 4歳以上:大人と同額(約1,100円〜1,540円) | ターミナルにより料金差あり |
| 関西国際空港(カードメンバーズラウンジ 比叡・六甲) | 0〜3歳無料 | 4歳以上:1,000円(税込) | 飲み物・軽食あり |
| 新千歳空港(スーパーラウンジ) | 0〜3歳無料 | 4歳以上:大人と同額(1,100円) | 北海道銘菓のサービスあり |
| 那覇空港(ラウンジ華〜hana〜) | 0〜3歳無料 | 4歳以上:大人と同額(1,320円) | 繁忙期は入場制限あり |
年齢制限の一般的な傾向
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0〜3歳無料が国内カードラウンジの標準ルール。
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4歳以上は「同伴者」として有料になるケースがほとんど。
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一部国際線ラウンジでは2歳未満を無料とする場合もある。
注意点
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カード会社よりラウンジ規定が優先
ゴールドカード特典でも、年齢制限や料金はラウンジ側のルールが適用されます。
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搭乗券提示必須
子供も搭乗券を持っていない場合、入場できないことがあります。
-
ベビーカー持ち込み制限
混雑時やラウンジ構造によりベビーカー不可の場合があります。
-
人数制限
家族全員が必ずしも入れるとは限らないため事前確認が重要です。
家族で無料利用するコツ
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家族カードを活用
夫婦それぞれがゴールドカードを持てば、子供の分をカバーしやすくなる。
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年齢の確認
旅行直前に、ラウンジの公式サイトまたは空港の案内で最新情報を確認。
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国内線なら短時間利用
長時間の滞在はキッズスペースや搭乗ゲート周辺の休憩エリアと併用すると快適。
主要空港ごとのラウンジとカード対応【2025年版】

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ここでは、日本国内の主要空港における空港ラウンジの名称・対応カード・同伴者の取り扱いを一覧で紹介します。ラウンジの場所や利用条件は年々変化しており、2025年8月時点の最新情報に基づいて記載しています。羽田・成田・関西・新千歳・那覇の主要ラウンジの名称、対応カード、同伴者料金、子供料金を一覧で紹介します。旅行や出張の前にぜひ確認してください。
羽田空港(東京国際空港)
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主なラウンジ名:POWER LOUNGE(北・南・中央)、エアポートラウンジ
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対応ターミナル:第1・第2ターミナル(国内線)
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対応カード例:アメックス・ゴールド、JCBゴールド、三井住友ゴールドNL など
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同伴者料金:大人1,100円(税込)、4〜12歳は半額(約550円)、0〜3歳無料
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子供料金:3歳以下無料、4歳以上は有料
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補足:家族カード保持者は本人扱いで無料利用可能。混雑時は入室制限あり。
成田空港(成田国際空港)
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主なラウンジ名:IASS Executive Lounge(第1・第2ターミナル)
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対応ターミナル:国際線(第1・第2)
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対応カード例:楽天プレミアム(プライオリティ・パス経由)、JCBゴールド、ダイナースクラブなど
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同伴者料金:大人約1,100円(税込)、プライオリティ・パス利用時は35米ドル前後
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子供料金:3歳以下無料、4歳以上有料(ラウンジにより異なる)
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補足:出国審査後のラウンジはプライオリティ・パス対応が中心。
関西国際空港(KIX)
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主なラウンジ名:カードメンバーズラウンジ「比叡」「六甲」「金剛」
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対応ターミナル:第1ターミナル(国内線エリア)
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対応カード例:JCBゴールド、三井住友カード、アメックス各種など
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同伴者料金:大人約1,100円(税込)、子供は年齢によって割引あり(0〜3歳無料)
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子供料金:3歳以下無料
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補足:プライオリティ・パス対応のKALラウンジなども別途存在。
新千歳空港(北海道)
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主なラウンジ名:スーパーラウンジ
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対応ターミナル:国内線ターミナルビル
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対応カード例:アメックス、JCB、三井住友などゴールドカード以上
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同伴者料金:1,100円(税込)
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子供料金:3歳以下無料、4歳以上は大人料金
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補足:搭乗券と対象カードの提示が必須。
那覇空港(沖縄)
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主なラウンジ名:ラウンジ華〜hana〜
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対応ターミナル:国内線旅客ターミナルビル
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対応カード例:アメックス、JCB、ダイナース、三井住友など
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同伴者料金:約1,100円(税込)
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子供料金:3歳以下無料、4歳以上有料
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補足:利用には搭乗券とカードが必要。営業時間は7:00〜20:00。
空港ラウンジ利用時の注意点
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搭乗当日の航空券と対象カードの提示が必須
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同伴者無料かどうかはカード会社ではなくラウンジ規定が優先
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時間帯や混雑状況によっては入場制限あり
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出張や旅行頻度が高い方は、プライオリティ・パスが利用できる空港かどうかも要確認
このように、空港ごとに対応カードや同伴者条件が異なるため、事前の確認が重要です。
ゴールドカードと空港ラウンジの同伴者に関するよくある質問

空港ラウンジの同伴者利用ルールは、公式サイトを見ても分かりにくく、誤解が生じやすい部分です。
ここでは、ゴールドカードで空港ラウンジを同伴者無料にしたい方や、家族旅行をする方から寄せられる代表的な疑問に、2025年8月時点の最新情報で回答します。
Q1. ゴールドカードを2枚持っていれば、同伴者2人分も無料になる?
A:原則として同じ本人名義のゴールドカードを複数枚持っても、無料枠は増えません。
同伴者無料は「本人1名につき同伴者1名まで」が基本ルールです。
ただし、異なる名義(本会員+家族会員)であれば、それぞれに同伴者無料特典が付くカードもあります。
例:アメリカン・エキスプレス・ゴールドでは、本会員と家族カード会員の双方に「同伴者1名無料」が適用されるため、最大4名まで無料利用が可能です(※空港ラウンジごとの規定に準ずる)。
一方で、家族カードには同伴者無料特典が付かないゴールドカードも多いため、事前確認が必要です。
Q2. 子供は同伴者としてカウントされるの?
A:4歳以上の子供は同伴者としてカウントされ、有料扱いになるラウンジが一般的です。
多くの国内空港ラウンジでは3歳以下は無料、4歳以上は大人同額または割引料金(例:羽田POWER LOUNGEは4〜12歳半額)となります。
なお、子供であっても入室には搭乗券の提示が必要な場合があります。抱っこや膝上利用でも搭乗券がないと入室できないケースがあるため、注意しましょう。
Q3. 同伴者無料の条件は毎年変わるの?
A:はい、カード会社やラウンジ運営側の方針変更で特典内容は変わる可能性があります。
実例として、アメリカン・エキスプレス・ゴールドは2025年6月、空港ラウンジの対象空港を28空港から14空港に縮小しました。
このように、同伴者無料特典や対象ラウンジは年ごとに変動するため、旅行前に必ず最新情報を公式サイトで確認することが重要です。
Q4. 家族でラウンジを使える人数制限はある?
A:多くの空港ラウンジでは「カード会員本人+同伴者1名」まで無料という制限があります。
家族全員で無料利用するには、家族カードの活用が効果的です。
活用例
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本会員と家族カード会員がそれぞれ同伴者1名を無料にできれば、最大4名まで無料入室可能(例:アメックス・ゴールド)
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追加の子供や親族は、1名あたり約1,100円(税込)前後で入室できる場合が多い
ただし、ラウンジによっては「同時利用の上限人数」や「混雑時の入室制限」があるため、全員が入れるとは限りません。
ゴールドカードで空港ラウンジを同伴者も無料にするためには、
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家族カードに同伴者無料特典が付くかどうかの確認
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子供の年齢と料金区分の把握
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最新のラウンジ運営ルールのチェック
が欠かせません。
カード会社の特典とラウンジ規定の両方を理解することで、家族旅行や出張でのラウンジ利用をより快適にできます。
▶ 空港ラウンジを利用できるゴールドカードは数多くありますが、ドコモユーザーに人気の「dカード ゴールド」もその一つです。
dカード ゴールドの空港ラウンジ特典まとめ!対象ラウンジ・使い方・お得な活用法
では、対象となる空港やラウンジの種類、利用時の注意点やコストパフォーマンスを詳しく解説しています。
まとめ|ゴールドカードで空港ラウンジに同伴者も無料に?同伴者対応のカード比較と活用ガイド【2025年最新】

イメージ作成:SelectModernLuxury
ここまでご紹介してきたとおり、ゴールドカードを使って空港ラウンジを利用する際、同伴者も無料で入室できるケースはごく一部に限られています。多くのカードでは、カード会員本人のみが対象で、同伴者は有料になるのが基本です。
しかしながら、カードの選び方や家族カードの活用次第では、同伴者と一緒にラウンジを無料で利用することも十分可能です。
家族カードを使えば、実質的に同伴者も無料に
もっとも現実的な方法として、多くのカード会社が提供している家族カードの活用があります。家族カードを発行すれば、その保有者も「カード会員本人」として扱われるため、同伴者としてではなく、独立した利用者としてラウンジに無料で入室することができます。
例えば、アメリカン・エキスプレス・ゴールドやANAアメックス・ゴールドでは、家族カード保有者にも同伴者1名まで無料で入れる特典が付帯しており、家族4人までラウンジを無料で利用できる構成も可能です。
出張や旅行が多いなら、プラチナカードも選択肢に
ラウンジを頻繁に使いたい方には、上位グレードのカード(プラチナカードなど)への切り替えも検討する価値があります。プライオリティ・パスが付帯し、同伴者の利用も無料になるカードが複数あります。特に海外出張や長距離フライトの多い方にとっては、年会費に見合った高い利便性を得られるでしょう。
キャンペーンや規約改定にも注意を
カードのラウンジ特典や同伴者の取り扱いは、毎年のように変更されることがあります。たとえば、アメリカン・エキスプレスでは2025年に対象空港数が大幅に減少し、以前のように全国28空港で使える特典は終了しました。こうした変更を見落とさないよう、常に公式サイトで最新情報を確認することが大切です。
自分に合った1枚を選ぶためのポイント
空港ラウンジを家族や同伴者と一緒に使いたい方は、以下の観点でカードを選ぶと失敗がありません。
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年間の旅行・出張回数
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同伴する相手の人数や年齢(配偶者・子供など)
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国内重視か海外重視か
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家族カードの発行費用や枚数制限
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プライオリティ・パスの有無
本記事では、2025年8月時点での情報をもとに、ラウンジの利用条件や同伴者への対応、代表的なカードの比較を行いました。ぜひ自分のライフスタイルに合った1枚を見つけ、空港での時間をより快適にお過ごしください。


